Dr.Frederick.W.Brockの知恵と業績(3-5)
何年も複視を持つ人を相手に働いてきて、ブロックはこう結論づけた。
「複視、あるいは異常対応は"破壊"する必要はない」、と。
もし複視を持つ患者の眼を普通の両眼姿勢の位置に移動させたとしたら視覚世界を普通の両眼視で解釈できるようになり、結果としてそれが続くだろう。(*1)
彼は外斜視で複視を持っているある一人の女性について語っている。
その女性がブロックのもとに来たのはメガネが必要だらで、外斜視を治療してほしいわけではなかった。
しかし、ブロックは彼女の視覚に興味を覚え、BSM(*2)のテストをいくつかやってみるよう頼んだ。彼は2つの小さな物体を用意した。
それぞれは小さい枠に包まれた文字でできている。
それは両面に移し、片方の文字を右目の光軸の線上に、もう片方を左目の線上においた。
それからうさぎの絵と、その周りを取り囲んでいる赤と緑の立体輪のペアを画面に移した。
赤と緑のレンズをつけている間、その助成は文字の方に眼を向けていた。
複視の人に予想されるように、彼女は1つの輪の半分は赤で半分は緑だと報告した。
(*1) だから手術で無理に矯正しないで、姿勢を患者自信が治すように定着させていこう、という方針をとったということでしょう。
(*2)Brock Stereo Motivator ...ブロックが使った立体像を患者に見せるための装置のこと。
ここ訳すのが難しくて、意味を取り切れていないです。 自分が斜視だからか、位置関係が出てくると途端にわけがわからなくなってしまいます。