斜視治療エス

"斜視"を治すために、わたしたちが、できること。

Dr.Frederick.W.Brockの知恵と業績(3-1)

「協調して動こうとする自然の傾向が人にはあり、そしてそれは最小のエネルギーで達成される。」

ブロックは、自分の眼の状態(*1)を、”網膜のちょっとした間違い”、つまり適切な斜視として述べた。この状態の時、2つの中心窩はもはや整列しておらず、立体知覚は弱まっているが、周辺視野での融像はまだ可能である。

ブロックは複視を自覚していることが両眼視の再確立につながる、とは信じなかった。実際、彼は信号の複視体験は快いものだったと書いている。

しかし、運転中により正確な空間位置を必要とするときは彼の眼は両眼視の姿勢に移行した。


 (*1)ブロックは信号を見ているときに斜視になっていました。