Dr.Frederick.W.Brockの知恵と業績(3-2)
同じことがブロックの見てきた患者の多くにも当てはまる。
"ほとんど全ての斜視を持つ人々は偶然同時視をするときがある。
この事実が一般に知られていない理由は、ただ、私達のほとんどが斜視になるという厄介事を、この事実を発見するために抱え込む、ということは決してしないからだ。"
と、ブロックは述べている。
多くの患者、特に外斜視の人が、両眼視できる姿勢を取るのだが、そうなるのは姿勢を取る努力が、あるタスクを成功させるのに必要となったときだけである。
ブロックが彼の"生物の法則"で議論しているように、私達にはできるだけ最小のエネルギーを使ってある行動を達成しようとする傾向がある。外斜視を持つ人が、両眼視の姿勢を取る努力をすることなく目標を達成できるなら、彼は両眼視をする努力をしないのだ。
したがって、ビジョンセラピーは、患者が自動的にずっと両眼姿勢を保つことができるように設計されなければならない。(続く)